狐跡蒼狼 

                  

吾の元を通り過ぎていく者たちよ
吾をひとりおいて行くな

魂魄は天を駆け、
もう、運命に束縛されることなく
君の望む場所へと向かっているだろう
幾度となくそうやって見上げた空は、
いづれも鮮やかな蒼に包まれていた
雲波に逝った者を偲ぶ西域の夏